ちょっと前に取っておいた写真がありますので、ご紹介します。WoobyStudioのレーザー加工機で、木に文字を彫刻してみます。卓上型のレーザー加工機は、出力がせいぜい数十ワット(炭酸ガスレーザー)ですので、金属等の切断は無理です。板金屋さんにあるような、キロワットクラスのレーザーでないと金属の切断はできません。しかし、卓上型でも、木の表面に彫刻したり、厚さ数ミリ程度の切断は問題なくできます。

Fab1

まずは、グラフィックソフトでデザインです。今回は、「Wooboの杜」のロゴを彫刻してみます。使用しているソフトウエアは「CorelDraw」です。「イラストレータ」でも問題なく加工できます。彫刻する部分を切り出します。レーザー加工機はパソコンから見ると、プリンタとして扱われますので、加工するときは、「印刷」メニューから行います。

Fab6 Fab22

画面上に見えているのが、レーザー加工機の設定画面です。これは、「印刷」メニューで、レーザー加工機を選び、そのプロパティ設定で、レーザーの強度とスピードを設定します。これら、強度とスピードはそれぞれ、0%から100%という値で設定します。大きな出力が必要なとき(厚い材料とか)は強度を100%にして、スピードを1%とか、0.5%のように設定します。逆に、うすい紙のようなものは、強度を20%でスピードを100%のように設定します。材料に応じて、このレーザー強度とスピードの組み合わせが変わってきます。レーザー加工機のドライバソフトには、あらかじめ、材料に応じた、「推奨強度・スピード」が内蔵されていますので、その中から選ぶこともできます。

Fab12

 材料は、WoobyStudioの作業ベンチを作った時の端切れ材(SPF材)です。上の作業は、レーザーの焦点を合わせている写真です。材料が乗っている台は、エレベータになっていて、上下に動きます。加工機に付属している治具を使って、アナログ的に焦点距離を合わせます。この調整は、レーザーのエネルギーを最少スポットに収束させるので、うまく加工できるかどうかの分かれ目にもなります。

材料の下に、ハニカムになった板が見えますが、これは「カッティングテーブル」と言って、ハニカム構造にすることにより、下側からのレーザー反射の影響を抑えるようになっています。生け花で使う、「剣山」のような治具を使うこともあります。

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冶具がちょうど、材料表面に当たるまでエレベータを移動します。この焦点距離は2インチとか1インチと言った値が多いようです。これは、レーザー集光用のレンズの仕様によって異なります。

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フタを締めて、加工開始です。フタが閉まっていないと、レーザーが照射されないようになっています。位置合わせには、赤い、マーカー用のレーザが出ています。

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加工終了です。表面が黄色くなって見えますが、これは木材を加工したときに出てくる「ヤニ」です。

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もう少し厚い板にもやってみました。2×4のSPFです。同じように、表面にヤニが浮き出ています。

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WoobyStudioでは、このヤニはアルコール(無水エタノール)で拭きとっています。弊社通販サイトで扱っている、コースターも同様の作業をしています。小さなものは、水のはいったボールのようなものに浸けておいたりします。

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出来上がり、です。文字の部分は、レーザー強度によって、濃くしたり薄くしたり調整できます。

WoobyStudio

木材への彫刻は比較的簡単ですので、はじめの練習には良いかもしれません。

WoobyStudioのレーザー加工機で、オリジナル携帯ストラップなんて作ってみませんか?