私は、間違うことにかけては、プロ、です。特に、回路設計や基板設計では必ず、といっていいほど、間違います。自信があります。間違うことに。って、全然自慢にもならないのですが、これまでたくさんの間違いや失敗をしてきました。だから、私の電子回路設計は間違うことを前提にしています。完璧に設計できた、と思っても、必ず、間違いがあると信じています。

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非常にクリティカルな部分や、難しい部分は意外と間違いは少ないです。どちらかというと、「こんなん間違うかよ」、みたいなところを良く間違えます。おそらく、難しいところは細心の注意を払って設計しているのでしょうが、どうでも良いところは、それがおろそかになるのだと思います。たとえば、プリント基板設計では、初めて使う部品の取り付け穴が表裏逆だったり、穴径が小さかったことはたくさんあります。非常に小さな、表面実装部品ではあまり間違わないのですが、大きな、DIP部品、しかも、ピンが4本程度しかないようなものを間違えます。完全に注意不足、ポカミス、です。

回路設計から、プリント基板設計をするには、回路CADからネットリストというファイル(テキストファイル)を出力し、それを基板CADに渡すのですが、その過程は、ソフトウエアがやってしまうので、間違うことはありません。また、基板CADの設計でも、最終的にパターンとネットリストが一致しているかはDRC(Design Rule Check)というソフトウエアでチェックするので、これも間違うことはありません。問題なのは、「自分の考えている回路が、正しく、回路CADに入力されているか」の部分です。表示上は、結線されているように見えて、実は結線されていない、ということがしばしばありました。

回路図を回路CADで設計して、それを基にプリント基板を設計しますが、その際にいつもやっていることがあります。なにをしているかというと、回路図とネットリストをプリント出力して、そのネットリストにしたがって、回路図の結線をすべて赤ペンでなぞります。ネットリストは、「第69話 オタク限定、プリント基板アート」の絵をみていただけばわかりますが、あの結線一本一本がそれぞれ1行の結線リストとなっていて、膨大なリストになります。回路図が何枚になっても、ネットリストが何百行になっても、これは必ずやっています。実は、その過程で、設計そのものをもう一度、じっくりと見直すという作業にもなっているのです。驚くことに、この赤ペンの作業では、いままで、必ずなんらかの間違いを発見しています。

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基板設計を進めながら、同時にこの作業をしています。ですので、私の回路図は、チェックが終わると、すべての結線が真っ赤になっているのです。ある友人にこのことを話したら、「そんなん、バカなことやって・・」と言われましたが、何しろ、間違うことには自信があるので、今後もこれをやり続けるのでしょう。

私の間違い人生は、この先も続きます・・・

追伸:

最後に、おまけ。WoobyStudioのマスコットキャラクタ、うーぼくんは「ノーマルうーぼくん」のほかに、「ばんざいうーぼくん」、「ヤル気うーぼくん」、「そして、じじいうーぼくん」がいるのですが、今日はそれを一挙公開です!

Normalノーマルうーぼくん

Banzaiばんざいうーぼくん

Yarukiやるきうーぼくん

Jijiiじじいうーぼくん

でした。