WoobyStudioでは、アクリル板の加工をすることが良くあります。加工というのは、主に、切断と切削(削り)です。その他、曲げ加工をするときもあります。これらの加工で最も威力を発揮するのはレーザー加工機です。レーザーの熱でアクリルを蒸発させて切断をするのですが、多少のコツが必要です。まず、材料。アクリルと言っても、通常、「押出板」と、「キャスト板」の2種類あり、それぞれ使い分けることが必要です。

「押出板」は、ホームセンター等でもたくさん売っており、価格も比較的安価なものが多いです。ただ、「押出板」をレーザー加工機で加工すると、細かいひび割れが入ることがあります。また、細い部分は割れやすくなり、「パキン!」という感じで割れてしまうことなあります。が、価格が比較的安価なので、寸法を確かめるために、試作的に使用することはあります。もうひとつの「キャスト板」は、価格は少々高めなのですが、レーザー加工機による加工でもひび割れするようなことはあまりありません。また、端部に多少の力を加えても、割れてしまうことも少ないようです。WoobyStudioでは、お客様が使用できるアクリル板を各種用意しており、基本的に「キャスト板」をご使用いただくようにしています。もちろん、お客様の持ち込みでも問題ありません。

もう一つ、レーザー加工機で厚みのある板を加工する際は、その断面が正確に直角にはならないという点も注意が必要です。それは、レーザーを集光して、最終的に加工物に当てるわけですが、このとき、集光用のレンズで焦点を加工材の表面に合わせます。そうすると、加工材の表面では、最少スポット径になりますが、内部に行くにつれ、スポットは円錐状に広がっていくことになります。結果的に、断面に傾斜が付き、直角にならないことになります。特に、厚い加工材を切断する際はこの点を意識した設計が必要です。切断面を直角に組み合わせるようなときは、要注意です。

また、アクリル板をさらに高精度に、かつ、切断面も直角にしたい場合は、CNCフライスによる加工をお勧めしています。レーザー加工機は、熱によって、溶融、蒸発させてしまうので、その焦点の調整具合によっては、正確な寸法にならないことがあります。CNCフライスは、エンドミルの直径を考慮した設計を行えば、1/100mm程度の精度は可能です。この場合の注意点は、超鋼合金でできているエンドミルでも、材料に当たるときは、若干「曲がる」事があることです。また、材料に大きな力が加わりますので、材料の固定もしっかりと行わなければなりません。ある程度の面積のある材料の場合は、両面テープによる固定が便利です。

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