お気づきの方も多いと思いますが、WoobyStudioスタッフに新たな新人が加わりました。Marikoさんは、某国立大学大学院を卒業後、武蔵野市の電機メーカで電子回路、ソフトウエア等の修行、そして今回、WoobyStudio技術スタッフとして加わり、活躍していただくことになりました。得意分野は「マイコンを使った電子回路、ソフトウエア」です。特に、女性に向けた、「電子工作」を積極的に進めていただきます。このブログは土曜日担当になりますので、お楽しみに!

IMG_2400 「女子チーム」による、「らずパイ作戦」始動!

 

さて。学校時代、数学に悩まされた方は多いのではないでしょうか。わたしもそうでした。特に、高校のときの、関数、微分、積分、集合、確率・統計、虚数、ベクトルそして行列等、いったいなんのために大量の「公式」を覚えなければならないのか、当時はそんなことを思っていました。「虚数」なんて、聞いただけで気持ちが悪くなるような名称ですし(笑)。

(「虚」という文字を見ると、筒井康隆氏を連想してしまいますが、なぜでしょうか?)

学校の先生は、その「使い方」までは教えてくれないんですね。教えることそのものが目的であり、仕事となっているので、無理もないでしょう。

電子回路の開発や設計をしていると、こういった「数学」を使用することが多くなります。電子回路設計にかかわらず、建築設計であったり、物理実験であったり、また機械設計や化学実験でも数学のお世話になっているプロの技術者の方は多いと思います。理論物理学の世界なんて、ほとんど数学の世界のようです(ワタシの知識ではチンプンカンプンですが・・・)。

bibun-sekibun(5)・・・・・。

電子回路設計の世界だけに限定したときでも、「微分回路」、「積分回路」などは頻繁に登場してきます。「微分回路」は、信号の変化(率)を抽出して、なんらかの情報を得たいとき、「積分回路」は一定の時間範囲の中で、全信号の積算値が必要な時に使用します。また、その周波数特性に着目して、「ハイパスフィルター」や「ローパスフィルター」も同様に、「微分」、「積分」回路のカタチを取ることになります。

bibun-sekibun(1) 微分回路・積分回路

bibun-sekibun 時間軸応答(微分・積分)

bibun-sekibun(2) 周波数軸応答(ハイパス・ローパスフィルタ)

「電子回路」だけでなく、画像処理等のソフトウエアにおいても、2次元の微分フィルターで、画像の変化点、すなわち、「エッジ抽出」が行われます。

そして、「確率・統計」のお勉強で出てきた、「平均値」とか、「標準偏差」、「分散」も、信号の確度を定量的に示すためによく使われています。

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「ベクトル」とか「行列」は回路定数や伝送特性、位相特性を示すのにも使われますし、また、コンピュータグラフィックスの世界では、専ら、座標変換の具体的計算ルーチンとして「ベクトル、行列」演算が繰り返し登場してきます。

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こういった、実務の中で、学生時代に勉強した数学がやっと、「意味をもった道具」として役に立ってきます。本当は、学生のころの授業で、このあたりまで教えてくれると、「何のための数学?」という疑問を持つことの無くなるのですが・・・。

そういえば、昨日開催した、「無料ライフプランセミナー 第2回 サラリーマンの資産運用」の中でも、「リスクとリターン」のお話しのとき、「リスクの定量化」で、「リスク(ばらつき)=標準偏差」というお話をしたことを思い出しました。ここでも、学生時代の数学が役に立ったわけです。セミナーの様子はまた別のスタッフから報告があると思います。

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WoobyStudioは、数学も、電子回路も造形も、マイコンも、資産運用も、なんでもアリアリの不思議な場所です。お問い合わせ、ご見学をお待ちしております!