もちろん、日本の電子部品が世界トップレベルなのは承知しているのですが、最近感じていることを少し書いてみます。弊社では、お客様のご要望に沿った機器を、全体構想や、メカニカル(筐体)、ソフトウエアまで一貫して提供させていただいております。

 

その中で、回路設計の時点で、部品選定をしていると、国産の電子部品はチップ抵抗やチップコンデンサ等、たくさん候補が上がってくるのですが、なぜか、最終的に部品表を見てみるとその約7割~8割は海外の電子部品になっています。特に多いのが、高性能な集積回路。IC,ですね。アナログのOPアンプにしても、ディジタルのマイクロプロセッサやその周辺回路にしてもそのほとんどが海外の製品になってしまいます。

 

このあたりの、高機能、高性能な集積回路部品が日本の技術で作れないはずはないのですが、市場で入手しようと思うとほとんど手に入りません。とくに、マイクロプロセッサなどは、もともと日本が得意なはずだったのですが、いざ使ってみようとすると、部品だけでなく、ソフトウエアの開発環境やサンプルプログラムその他の情報がきわめて乏しいことに気づきます。結果的に、総合的に使いやすい海外製の部品となってしまっています。

 

これは私の想像なんですが、おそらく、日本のこういった高機能な電子部品は自動車や家電等で使用する大企業向けになってしまっているのではないでしょうか。また、大量輸出を意識した流通になっているのではないでしょうか。ある部品は、国産なのに、英文のデータシートしか入手できなかったり、それも、みなさんよくご存じのDigikeyやMouserといった、海外の通販会社から逆輸入というケースがしばしばあります。

 

弊社のような零細開発企業では、一度に大量の発注ができるわけでもないので、部品メーカにとっては利益性がないのは分かるのですが・・・。モノによっては、問合せにも応じていただけない場合もあったりします。

しかし、海外の有名半導体メーカーの部品は、たとえ一個からでも通販で購入できたり、希望すればサンプル品を無料で送付してくれたりもします。

 

 

ううむ・・・。