一番、楽しい時間、それは、なにか新しいものを作ることを考えているときです。今抱えている仕事で手いっぱいなのですが、それでも、新しい仕事の話しが来ると、ウキウキしてしまいます。ビジネス的にもうれしいのは確かなのですが、それ以上に、また、新たな開発が始まるという、何とも言えない喜びがあります。 今日は、ある企業様から、新しいデータアクイジションシステムのお話しをいただきました。いただいた仕様を満たすための、全体の構成、ケースやディスプレイのアイデア、試してみたい部品のことなどが頭の中を駆け巡ります。今回のメインテーマは、高速光伝送。いままでも、こういったものは自作してきましたが、もう少しレベルの高いシステムを考えています。データ転送レートを上げるための回路構成や、FPGA、CPUの選択など、解決しなくてはならない問題が山積みなのですが、それでも、「なんとかなるさ」の精神です。 こういったシステム設計をする際は、必ず、トップダウンで考えていきます。最終的に、PCと接続することになるわけですから、当然、そこにアプリケーションソフトウエアが登場してきます。その、GUI(グラフィカルな画面のことです)が、設計の原点になります。そこで、ユーザーがどのように操作し、どのようなデータの見せ方を望むか、そこから設計が始まります。 それを満たすための、通信、パケット構成、データ転送のプロトコル、イベントの取り込み方、ハードウエアの構成、本体の表示、異常時の対応、操作系、・・・と、ソフトウエアからハードウエア、メカニカルな部分までの設計が始まるわけです。はじめは、そのへんの裏紙に、思いつくままに殴り書きしていきます。何度も何度も、ぐちゃぐちゃと書いていきます。それを繰り返していると、なんとなく、全体の構成が出来上がってくるのです。 ここまで来ると、Visioで清書していきます。この段階では、ほとんど回路図に近い形まで書いていきます。そして、回路設計CADへ、と続いていきます。それと同時に、JW-CADを使って、メカニカルな設計も進めていきます。 こういった、一連の開発業務はいままで何度となくこなしてきましたが、ハードウエア設計、組み込みソフトウエア、アプリケーションソフトウエア設計、機構設計、部品調達、・・・それぞれに必ず新しい経験があります。それが、楽しいのかもしれません。実際に、作業が始まると、「納期地獄」が待っているのですが・・・。 ものづくりオタク、なんです。かなり、Mかもしれません。